ご両親譲の結婚リング(マリッジリング)を譲り受けられました。 内側の刻印は消さずに,そのままお使いになるとの事で,ご家族のとても良い関係性が伺えました。
しかしながら,片方は上手く行きましたが,もう一方は大失敗をしてしまいました。
ご主人様の男性用は,お父様が余りご使用になってなかったので綺麗でしたが,サイズが可成り大きくて6番縮めでした。
又,一方の奥様の方のリングは,サイズ直しは無くそのままお使いになられる様との事でした。 お母様は,可成りご使用になられてだので,仕上げ直しをお薦めしました。 表面のマット仕上げはなるべく残して洗浄をして,内側の金の部分の仕上げを提案しました。
ところが,上がって来たところ,ご主人様の方は,文句無く上がって来ましたが,奥様の方は,表面を仕上げてしまい,ピカピカになって上がって来ました。
もう,私としては大慌てで,写真をお送りしてお詫びをしました。
お返事のメールでも,ご立腹な様子は無く,修理のお引き取りにいらしたら時に、奥様がご覧になってから決めますとのご返答を頂きました。 お引き取りにいらしてくださった奥様寛大なお心で,ご容赦頂きました。
これから,他にも何かあった時には,お役に立てる様にさせて頂きますと申し上げました。
本当に奥様のご対応に感謝しました。