今回の修理は,ご高齢のご婦人がお持ちになられたブローチの修理です。
お一人で,車🚗を運転してお見えになりました
60年前にご友人から贈られたスイスからのブローチでした。
留め金具が、所謂風車と言われているもので,ブローチの針を、その風車の様な部分を廻す事によって外せるものでした。
その風車の部分か欠損と石が一つ外れていたのを,お客様がご自分で接着なさっていました。
ただ,このブローチには,金性の刻印がありませんでした。普通ば金性が分からないとお受け出来ないのですが,60年前の大事なブローチとの事でしたので,修理は不可能かも知れませんとお伝えしました。 私としては何とかならないかと思案して,何時も頼りにしている腕の良い職人さんに相談しました。
状況も説明しましたら、何とかしてみましょうと言って頂きました。 一応,シルバーの風車の金具一色を購入して預けました。
しかし,結局はその購入した風車金具を使わずに,職人さんが何とか風車野部分を作って,石も留め直して,全ての石の緩みもチェックして,仕上げ直しもして,ピカピカに上がってきました。頑丈にしておきましたと職人さんの言葉で安堵しました。
上がりのご連絡をしましたら,すぐに又,車でお引き取りにいらしてくださいました。
とてもお喜び頂き,早速ブローチを着けてお帰りになりました。
この様に長く大
事にしてしていらしたらものなので私も,嗚呼良かったと本当に思いました。
このブローチはお孫さんに譲られるご予定だそうです。